No.198 : 管弦楽曲
リヒャルト・シュトラウスの人生は85歳という長寿だったそうです。彼の音楽の重要な部分を占めるのが交響詩とオペラですが、全7曲ある彼の「交響詩」の最初の作品は、24歳の時の「ドン・ファン」でした。そして最後となった「英雄の生涯」は、10年後の34歳(1898年)の時に書かれています。この後、彼は二度と交響詩の分野に手を付けなかったのですが、わずか30歳半ばなのに、自分自身を英雄にしたてて自らの生を肯定してみせたのです。還暦をとっくに過ぎた今まで、のほほんと生きてきた私には真似もできない挑戦です。
disc1 : カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
輸入盤LP 独DGG 138025 SLPM 赤ステレオ盤
録音:1959年
*このコンビによるDGGへの記念すべき初録音!磨き上げられた響きで、雄大な音楽です。
disc2 : カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
輸入盤LP 独ELECTROLA 065-02 577 EMIニッパー盤
録音:1974年
*ジャケット買いの一枚ですが、演奏もいっそう華やかで豪華になっています。
disc3 : ベーム/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
輸入盤LP 独DGG 2530781 ブルーライン盤
録音:1976年
*どっしとした構えで重厚な演奏ですが、柔軟性もほどよくあり表情多彩です。
disc4 : ケンペ/シュターツカペレ・ドレスデン
輸入盤LP 東独ETERNA 826625 黒銀盤
録音:1972年
*骨太で重厚な語り口ですが、表情豊かな演奏です。
disc5 : メータ/ロサンゼルス管弦楽団
輸入盤LP 英DECCA SXL 6382 大デッカ溝なしED3
録音:1968年
*若々しくフレッシュで、力強い演奏が心地良いです。
輸入盤LP 独DGG 415508-1 DIGITALブルーライン盤
録音:1985年
輸入盤LP 英DECCA LXT 2729 金内溝フラット盤
録音:1952年
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by dindi_48
| 2021-05-30 12:18
| 管弦楽曲
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