just beside you Ⅱ

シューベルト/弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」

No.148 : 室内楽曲


 シューベルト晩年の最高の弦楽四重奏曲といわれるこの曲は、全体が悲哀感や憤怒といった暗い色調に覆われた曲となっています。とりわけ第2楽章は、「死と乙女」の由来ともなった彼のリートが主題となっています。4楽章すべてが短調で書かれるなど、死の恐怖が生々しく描かれています。

このエントリーで真っ先に挙げたい演奏は、アルバン・ベルク四重奏団のものです。じつはこの団体の1993年来日演奏会のプログラムになっていました。会場はサントリーホールでした。ハイドンの「皇帝」、ヤナーチェクの「クロイツェル・ソナタ」、そして休憩を挟んでこの曲でした。最高に贅沢なプログラムだと思います。私は1階中央の前から9列目の席でしたが、音楽が怒りで膨らんだり悲しく萎んだりと、激しく呼吸するその圧倒的な演奏に感銘を受けました。現在の我が家のオーディオをもってしても、あの時の演奏の臨場感は再現できません。でもこのLPを聴くたびに、あの時の感動が蘇ってきます。



d0340028_19514332.jpg推薦盤
disc1 : アルバン・ベルク四重奏団


 併録曲:シューベルト/弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」
 輸入盤LP 独EMI 2702481 新ニッパー

 録音:1984年DIGITAL 
 *緊密なアンサンブルと美しい音色、しかも明快でスケールの大きな演奏です。



d0340028_19511937.jpg推薦盤
disc2 : ウィーン・フィルハーモニー四重奏団


 併録曲:シューベルト/弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.125
 輸入盤LP 英DECCA SXL 6092 ED1

 録音:1963年
 *柔らかく温かい音色が人肌の温もりとなって、ウィーンの香りを感じさせます。



d0340028_19513554.jpgdisc3 : ベルリン・ブランディス四重奏団


 輸入盤LP 独ORFEO S017821A
 録音:1982年DIGITAL








今日の写真 : 兼六園の紅葉   石川県金沢市  2018年11月10日撮影


先週末、初めて金沢市へ行ってきました。
一泊二日ではありましたが、お天気にも恵まれて楽しい旅行でした。

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# by dindi_48 | 2018-11-17 20:10 | 室内楽曲 | Comments(2)