just beside you Ⅱ

モーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ第33番ヘ長調K.377

No.167 : 室内楽曲


 「ウェストミンスター・レーベル」は、ウィーンの名手による室内楽録音で名を馳せたレーベルでした。1950年代初めからウィーン・コンツェルトハウス四重奏団、ウィーン・フィルハーモニー木管グループそしてバリリ四重奏団、さらにクラリネットのウラッハやピアノのデムス、スコダなど、当時のウィーンの名手による名盤をたくさん残してくれました。しかし会社としての経営状態は芳しくなくて、次々とオーナーが変わったそうです。私の所有する国内盤LP、CDでもその歴史を辿ることができます。さすがに最初期の日本ウェストミンスター社のLPはありませんが、60年代のキング、東芝EMI、80年代にはMCAのLPがあって、更に80年代後半にはワーナー・パイオニアのLPとCD、そして90年代後半にはユニバーサル・ビクターのCDといろいろと発売元が変わりました。まさに《さまよえる、幻のレーベル》でした。でも名盤の誉れ高い名演奏ばかりなので、発売元が変わってもその度に、「ウェストミンスター名盤シリーズ」と銘打ったベートーヴェンやモーツァルトの室内楽集が発売されていました。ところがキング、東芝EMI、MCA時代に発売されたウェストミンスター録音の室内楽集LPは、面白みのない統一デザインのジャケットでした。《名盤の宝庫》に相応しい米初期盤LPのオリジナル・ジャケットが採用されたのはワーナー・パイオニアのLPとユニバーサル傘下のMCAビクターのCDからでした。このCDは、日本独自企画でオリジナル・マスター・テープからダイレクト・リマスタリングされ、さらに20ビットK2スーパーコーディングの高音質CDとして発売されました。もちろん私は嬉しくて、室内楽のほとんどを買ってしまいました。さて、バリリ&バドゥーラ=スコダによるモーツァルトですが、手元のLP4枚(CDでは3枚)に11曲が収録されていました。いずれも私の愛聴盤です。

 今回のエントリーは、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタK.377です。所謂「ヴァイオリン助奏付きのピアノ・ソナタ」として1781年にウィーンで出版された6曲の中の一曲です。他のソナタ同様、モーツァルトらしい輝かしい才気に満ちています。



d0340028_14593665.jpg推薦盤
disc1 : バリリ&バドゥラ=スコダ


 国内盤LP 日WARNER-PIONEER G-10526 復刻盤

 録音:1954年MONO
 *ウィーン伝統の柔和で甘美な音色と、端正なスタイル、清冽な若々しさにあふれた演奏です。



d0340028_14594336.jpg推薦盤
disc2 : シェリング&ヘブラー


 輸入盤LP 蘭PHILIPS 6500054 赤/銀
 録音:1969年
 *隅々まできちんとした誠実なヴァイオリンと、優美なピアノがとても聴きやすいです。



d0340028_14595017.jpgdisc3 : ゴールドベルク&ルプー


 輸入盤LP 英DECCA 13BB212 (全集箱)
 録音:1974年



d0340028_14595501.jpgdisc4 : ゴールドベルク&クラウス


 国内盤LP 日ANGEL EAC-80605
 録音:1937年








今日の写真 : 小石川植物園の春   東京都文京区 2019年3月16日撮影 

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ユキワリイチゲ


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サンシュユ


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アテツマンサク


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土佐ミズキ


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シナミズキ


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ミツマタ


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早春桜とヒヨドリ


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メジロ



# by dindi_48 | 2019-03-17 15:17 | 室内楽曲 | Comments(4)