ラヴェル/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
No.121 : 管弦楽曲
ラヴェルは《オーケストラの魔術師》と呼ばれたフランスの作曲家ですが、バレエ音楽「ダフニスとクローエ」は、ロシア・バレエ団を主宰していたディアギレフの依頼によって書かれています。舞台は古代ギリシャのレスボス島で、羊飼いのダフニスと可憐な少女クロエとの恋物語なんですが、全曲は1時間にも及ぶ超大作で、ラヴェルのオーケストレーションのエッセンスが集約されたような作品です。
さて、ラヴェルの管弦楽曲のエントリーとなると、クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団を先ずは挙げなくてはなりません。主な曲目は、『ラヴェル/管弦楽曲集Vol.1~4』としてCOLUMBIAレーベルから発売されています。45年以上も前の録音ですが、音色の美しさ・多彩さは際立っていて、繊細なニュアンスも洗練された表現でシャープに描いています。しかもたいそう垢抜けしていて、粋なんです。さすがにフランス音楽を知りつくした巨匠といわれるクリュイタンスの指揮です。これらの洗練された美しさ・官能美は、時代を超えて聴かれていくものと思います。
*Instagram始めました。
花メインのアカウントはfragile2288です。https://www.instagram.com/fragile2288/
輸入盤LP 仏VSM CVB 934 カラー切手ニッパー
録音:1962年
*音色の美しさ・多彩さは際立ち、繊細なニュアンスも洗練された表現でシャープに描いています。
輸入盤LP 英DECCA SXL 2164 大デッカ溝ありED1
録音:1959年
*モントゥーは1912年の初演から指揮し、作品の隅々まで知り尽くし含蓄が深く巧みな演奏です。
併録曲:ラヴェル/高雅にして感傷的なワルツ
輸入盤LP 仏DECCA SXL 2273 大デッカ溝ありED1
録音:1961年
*第三幕の音楽をもとにした第2組曲が収録されていて、くっきりとして冴えた表現の演奏です。
併録曲:ラヴェル/ボレロ、スペイン狂詩曲、ラ・ヴァルス
輸入盤LP 仏HMV ASD 2497 カラー切手ニッパー
録音:1969年
今日の写真 : 春のバラ#5 コピスガーデン 栃木県那須町 2018年6月1日撮影
コピスガーデン、一度前を通りかかりましたが。。
立ち寄らずでした
ステキですね
そうでしたか。でもいろんな場所に活発にお出掛けのご様子なので、また那須町にいらっしゃる事もあるかも知れませんね。
今年からバラの時期は有料になってしまいましたが、次回は是非入園されてみて下さい。たくさんのバラに癒されると思います。
ラヴェルの管弦楽曲は色彩感と構成力の点で右に出るものがありませんね。
演奏も3横綱が推薦されては、それに割って入るのは一苦労です。
昔、学生時代にブーレーズ/ニューヨークフィル<原色の刺激的なジャケット(John Martin作)>の全曲盤を聴いておりました。
今は第2組曲が多く、
Daniel Barenboim/Orchestre de Paris 1981
Herbert von Karajan/Berlin Philmarmoniker 1985
を聴いております。テーマが耳について離れません。
コピスガーデン、ネットショップでは草花の販売をしていて、お店はカフェ併設のようですね。
どういうビジネスモデルなんて、野暮なことは考えずに、素敵なバラを楽しめたらそれでいいです。
今年は花が早く進んでいますので、ピークを越えてしまったのは残念です。しかし、写真はそんなことはないように撮れており、最後の写真などは欧州の何処?といった感じで素敵です。
ありがとうございました。
ピークは過ぎていても、一気に咲き終わるのではなくて、遅咲きのバラや蕾もありますから、行けば必ず何かしらの収穫はあります。
今回は予定の半分以下の撮影でしたが、佐藤梨園さんでたくさんの収穫ができましたので、トータルOKとしましょう(笑)。
コメントありがとうございました。